クルトンパパのいろいろ日記

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zoom RSS 公共工事の無駄遣い

<<   作成日時 : 2009/03/12 11:29   >>

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と言っても、熊しか通らないところにある4車線道路とか、人口に匹敵する収用人員がある村のホール、みたいな話じゃ無いのよ。

あのね、うちは、鋼材を扱ってるのね。加工したり、そのまま売ったり。
で、公共工事になるとね、本当に書類が一杯いるのよ。

鋼材の規格証明書であるミル・シートは確実に必要。
そのミル・シートには、基本的に工事名称とか元請の名前は入らないのよ。
相当に大きな工事ならともかく、うちが扱うような小さな工事は、問屋とかうちが仕入れたときに出るミル・シートしかないからね。

と言う事で、次に必要なのがそのミル・シートのどの材料を使ったかを証明する「出荷証明書」。
もちろん、そう言う書類が必要なんだろうが、実際、うちが出荷する時とか、加工するときに、どの材料を使ったかなど、いちいちチェックしない。同じ規格で、同じ長さのものがあればそれを使うからね。
役所はとにかく、書類が有ればそれで良い。

だから、時々発覚する工事での不正も、きちんとしたチェックを行なわず、書類だけで済ませるからある話。
鋼材にも、規格がいろいろ有るんだけど、時々、お客さんが本当は上級の規格を使うべきところを、気付かず1段下の規格を使ったりすることも有るのね。
で、お客さんがなんとかしてくれ!と言われれば、本来必要な規格の書類だけは揃えて渡す。
そうしたら、お客さんも役所も納得。笑っちゃうでしょ。

あと、メーカーのカタログ。これも一杯求められる。
多分、県庁とか市役所に行けば、鋼材メーカーのカタログ数年分、数千冊あるよ。
小さな工事でも、提出する部署とか係りに全部必要だとか言って、3冊くらい出すこと、良くある話。
鋼材メーカーなんか、日本中集めてもそんなにいっぱいないのよ。
しかも、長崎県で使ってる奴なんて、ほとんどが西日本のメーカーだから、ほんの数社だけ。

なぜ、工事ごとに、何冊も必要なのか、全くわからん。

で、最近、笑ったと言うか、呆れかえったのがね。
鋼材メーカーが長崎県にはありません、と言う証明書。

県内には、鉄筋を作ってるメーカーはあるが、そこはJIS規格に合格してない奴だから、公共工事には使えない。
つまり、県内にはメーカーが無いことくらい、県だって知ってるはず。

それなのにさ、小さな工事に到るまで全部、それが必要なんだそうだ。
今日、それを求められた工事に、うちが出した鋼材の重量は20K弱。笑うでしょ?
それに、その証明書に加え、ミル・シート、出荷証明書、カタログまで。
書類の山。

うちでも一ヶ月トータルでみれば、多分、うちの奥さん、丸1日以上はそう言う書類仕事に追われてる。
問屋なんかだと、ほとんど一人の事務員さんは、それだけに時間を費やしているのと一緒だろうね。

とにかく、書類、書類。何でもかんでもひたすら書類。

で、その書類がね、何かの役に立ってるんならまだ良いのだけどさ、多分、そうやって提出された書類、役所のロッカーに入れられてそのまま年度替りまで過ごすんだろう。
その後は、保管期間が来たらゴミになるだけ。

あのね、物凄い無駄遣いでしょ?紙の。
そのくせ、偉そうに「資源保護」とか、「エコロジー」「ゴミを減らそう」と言うのよ。

県産品を使おう、と言うのは良いのだけどさ、鋼材メーカーとか他にも有るんだろうが、県内にそう言うメーカーが無いものくらい、県が知らないはずないでしょ。どうしても書類上必要なら、年度始めとかに、県内の大きな問屋などから県がそう言う証明を1通貰えば済む話でしょ。なぜ、小さな工事に到るまで、いちいち必要なのか意味がわからん。

片方では、紙を無駄遣いするな、コピーは裏表使え、広告の裏でもコピーは出来る、と言うくせに、自分たちのところに提出させる書類は、もちろん、上質の紙でなければならないし、それに、ちょっと厚紙で表紙まで求める。
おそらく、1000部の書類が出来るためには、失敗した無駄な書類なども、腐るほど出てるわけだ。

そうやって作られた書類も、1度、係が目を通しただけで2度と見られぬまま、いつしかゴミになる。

公共工事の無駄は無くさなければならない。いらない工事はやめれば良い。

が、そう言う事も大事だけど、こう言う、表に出ない無駄、これをどうにかすることから始めるべきなんじゃ無いの?
と思うよ。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
建築がらみの話なんですが、今の確認申請で求められる図面って、意匠図+構造計算の出来ている構造図なんですが、建物への応力計算はあっていてもその図面どうりにすると溶接できないボルトが締められない、なんてことまでは見ないんですよね。後詳細図と部材リストと意匠図で使う部材と位置が違うとかも無視。今までは業者が直していたんだけど、今の法規ではそれをすると業者が犯罪者になってしまう。それならちゃんとした図面を作ってチェックしてくれれば良いんだけどそこは変わらない。結局誤魔化すために、見もしないのに必要以上の書類を揃えようとする。本当に無駄ですね。
世界史は面白い
2009/03/12 14:59
今はそこまで鬱陶しい事になってるんですねえ。なんでもそうですが、図面どおりに作れば、とても現場作業が出来ないと言うのは良くある話しですよ。

図面で言えば、同じような図面を何年も使ってる。が、現場に合わせ、一部だけ書き換えてくるんですよ。
でも、その変更したところ以外の数字を変えないから、実際にはとても造れないようなものを書いてくるなど、良く有りますよ。

ペーパーレスの時代に、アホみたいに同じ役所内で全く同じ書類を複数要求する、その無駄遣い感覚をまず、何とかすべきなんでしょうけどね。
クルトンパパ
2009/03/12 16:35

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