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zoom RSS 「オリンピックの身代金」 奥田英朗

<<   作成日時 : 2010/08/12 09:44   >>

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これは、発売された時から、ずっと読みたかったんだよ。
図書館で借りてようやく読めた。

日本が戦後復興を世界に強くアピールする、東京オリンピック直前。
秋田の貧村の出で、東大の大学院に通う島崎国男の元に、東京で出稼ぎをしている長兄の死が伝えられる。
貧しい秋田の家族は出てこられないため、彼が遺体を確認し、火葬後秋田まで届ける。

その後彼は、兄が働いていたオリンピック建設現場の下請けのまた下請けの会社で、兄の労働を実体験しようと働き始める。
そこで彼が知ったのは、出稼ぎ労働者達の厳しい現実と、下請け、孫受け業者達が、この世紀の祭典を期日に間に合わせるため、どれほど厳しい環境に有るか、と言う事と、兄の事故死の真実。


この、島田の動きと、警察幹部とか、モノレールなどを狙った「草加次郎」を名乗る爆弾犯からのオリンピック中止を求める犯行声明。そして、それを追う、警察。

この二つが、若干のタイムラグを持って、交互に語られる。

奥田英朗の見事な推理・サスペンス小説。
私にとって、東京オリンピックは、小学2年の時に行われた、歴史的なイベント。

その当時の風景が思い起こされるし、出稼ぎと言う事の厳しさなども、そうなんだろうなあと思わせられた。


島田が犯人として割り出されていく過程など、ちょっと出来すぎの面は有るが、そう言う事は無関係に面白い。
ぐいぐい、引き込まれた。

本当に良かったよ。



オリンピックの身代金
角川グループパブリッシング
奥田 英朗

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島崎国男という男に、 ...
会話がいいんだよね  ...
面白くて読みごたえ有 ...

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国民が一丸となった時代:オリンピックの身代金
オリンピックの身代金作者: 奥田 英朗出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング発売日: 2008/11/28メディア: 単行本 東京オリンピックを舞台にしたミステリ。 この小説は、実際の東京オリンピックを経験したかどうかで、反応が異なるのだろう。 本書を読んで、石原都知事をはじめとした、爺さんどもが、東京オリンピックにこだわる理由が分かった気がした。 ...続きを見る
本読みの記録
2010/10/03 19:35

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